吾妻ひでお『失踪日記』

失踪日記
コレもよーやく読み終わりました。
超有名マンガ家・吾妻ひでおの、「全部実話」のホームレス・配管工・アル中の実体験記。「人生をポジティブに見つめ、なるべくリアリズムを排除して描いてます。」って書いてありますが、イヤハヤ、スゴいです。壮絶。ワシが特に興味をひかれたのが、アル中記の前の、自分の作品の制作過程のウラ事情を暴露してるヤツ。「編集者がネーム描いた。」とか「イヤイヤ連載してた。」とか。ソコまで描いちゃっていいんカイナ、ってカンジ。サイゴの対談でとり・みきも言ってるけど、同じマンガ描きとしては、このヘン、スゴく良くワカる。(って、ワシと吾妻ひでおでは、レベルがゼンゼン違うケド。)あんなに好きだったマンガを描くコトが、なんでこんなにツラいんだろー、ってトキあるある。ソレにしても、スンゴいシゴト量。。。そりゃ、逃げたくなるワナァ〜。
コレ、スベテのマンガ描きと、スベテのマンガ好きは、必読のコミックです。カバー裏は、マスト・チェック!!