本田透『電波男』

電波男
イヤハヤ、スゴかったです。
マンガ、アニメ、ゲームのオタクのテンコ盛り。しかも、哲学の知識で濃ゆ〜く味付けされてる。
ま、でも、このブ厚い本の中で言ってるコトは、結局、「現実の恋愛を捨て、二次元の恋愛に萌えヨ〜。」ってコトだけなんだけど。
アニメとゲームに関してはホトンドちんぷんかんぷんだったのですが、マンガは引用されてる元ネタが半分くらいワカったカナ。著者の「今まで読んだ漫画の中で、一番笑えた作品」っが、相原コージ×竹熊健太郎の『サルでも描けるまんが教室』なんだって。フヲ〜。(チナミにワシの「今まで読んだ漫画の中で、一番笑えた作品」は唐沢俊一編集の『アジアンコミックパラダイス』です。死ぬホド笑える。)
しかし、ものスゴい負のパワー。そーヨネ、マイナスとマイナスをかけるとプラスになるんだもんネ。あとがきを読むと、この負のパワーのデドコロが垣間見えちゃって、ちょっとセンチメンタルになります。
電車男』のエセ・オタク・ワ−ルドにムカムカしてる方にオススメ。