白石一文『一瞬の光』

一瞬の光 (角川文庫)
山崎洋一郎、推薦の1冊。
政治・経済のハードな描写と、恋愛・セックスのソフトな描写とが、錯綜し、物語世界にグイグイと引込まれ、イッキに読み進められる。
でもなぁ〜、なんとゆーか、オトコのエゴが見え見えってゆーか、ムキムキってゆーか、モロモロで、なんか、読んでてちょっとヒイちゃう。カッコ良くて、シゴトもできて、オンナにもモテて、なんて、ちょっと感情移入できない。。。まぁ、サイゴの方で、主人公は、ザセツを味わうのですが、ソレも、なんか予定調和なカンジで。。。ザセツしても、危機感とゆーか、悲愴感がタダヨわないので、やっぱり感情移入できない。。。サイゴ、主人公、老成しちゃってるしなぁ〜。なんとなく。決して、「幸せ」な結末じゃないのだけど、ワシは読んでて、「平和な老後」、チャンチャン、ってカンジがした。。。って、ワシだけなのでしょーか。