奥田英朗『邪魔』上下巻。

邪魔(上) (講談社文庫)
オモロかったです。
少しずつコワれてゆく主婦と、コワれたまま突っ走る刑事と、コワれた大人タチに翻弄される高校生(本人は、イキがってコワれてるツモリ。)。
ハデな事件が起こるワケぢゃないのだけれど、ソコに描かれる人間の心理は圧倒的。
コレ、ホントに、コメディ・タッチの『イン・ザ・プール』『空中ブランコ』の伊良部先生シリーズを書いたヒトの同じ作品?!って、疑いたくなっちゃうくらい、テイストが違いマスネ。
今度は、『最悪』、読んでみよ〜っと。