桐野夏生『柔らかな頬』上下巻。

柔らかな頬 下 (文春文庫)柔らかな頬 上 (文春文庫)
直木賞受賞作。
コドモがある日突然いなくなった母親が、コドモを捜すストーリィ。
ストーリィは、ミステリィとゆーよりは、ひとりの女性の人生史になっていて、思ったより壮大な雰囲気でした。
オモロいんだけど、ラストがなぁ〜。。。えー、結局、ナンなの?!ってカンジ。いや、すごくオモロいんですヨ。でもねぇ、やっぱり、ワシは、モノゴトに、イエスかノーか、白か黒かハッキリさせたい、理系ニンゲンなので。。。アイマイでボンヤリしたモノより、シッカリした唯一無二な回答が欲しいタチなのです。
でも、オモロいです。登場人物が、ミンナ、アクが強くて、すごい魅力的。中でも、ワシのお気に入りは、末期ガンの元刑事・内海。今にも死にそうなのに、精力アフれる彼が好き。
強い生き方を望む方、ゼヒゼヒ。