中村うさぎ『さびしいまる、くるしいまる。』

さびしいまる、くるしいまる。 (角川文庫)
『ショッピングの女王』でも、話題が出てくるのですが、中村うさぎが、1人のホストと出逢って、カネをつぎ込んで、恋をして、そして。。。とゆー、ホストへの片想いの一部始終をつづったエッセイ。
『ショッピングの女王』と違って、全体のトーンはセンチメンタル。
そして、ナゼ自分が、決して報われない恋を、ホストにしたのか、分析していくアタリが圧巻。文章を書くコトでも、ブランド物を買い漁るコトでも、整形するコトでも、ず〜っと「自己」をサガしていたうさぎが、恋をするコトで、手に入れようとしたのは、「自己」をうつしてくれる「他者」。
と、本編は、セツな〜く、いいカンジ〜に終わるのですが、あとがきのドンデン返しが、スゴすぎ!ええ〜?!そなの?!ってカンジ。
ホストってホストってホストって。。。
ゼヒ、一読。