『スケッチ・オブ・フランク・ゲーリー』

Tour of Frank Gehry Architecture & Other L.A. Buildings
ケンチク家・フランク・ゲーリーと、その周辺のヒトビトに、インタビューしたドクメンタリィ・ムービィ。
ゲーリーは、もう何度も書いてますが、ワシが、大学の卒論で取り上げたケンチク家。なので、ワシの中で、もっとも思い入れのあるケンチク家。
映画の中で、ナニがイチバン嬉しかったって、「ヴィトラが、自分の、ターニング・ポイントだ。」と語ってたトコロ。(そーゆーコトバではなかったけど。)
ワシも、ゲーリーの中では、イチバン、ヴィトラが好き。論文の分析対象も、ヴィトラ以降の作品にしてた。ヴィトラは、外観の奇抜さより、中に入ったトキの、あの小さい空間の中での、シーンの多様さが、スゴい!と思った。
あと、サンタモニカ・プレイスが気に食わない〜、ってゆってたトコ、笑えた。
ゲーリーの、イチバンの魅力は、「わかりやすさ。」だと、思う。ダレが見ても、コドモもオトナも、「なんかスゴい!!」とゆわせる、「わかりやすさ。」。ピラミッドとか、万里の長城とか、ストーン・ヘンジとか、そーゆーモノに通じる、「わかりやすさ。」。
ケンチクやってるヒトにしかワカらないよーな、アカデミックでマニアック(だと、ゆってる本人だけが、悦に入ってるよーな、ゴタクをウダウダ並べるよーな、ケンチク家なんて、クソくらえだワァ〜。
(ヂツは、)基本にのっとって、ステディに、クラッシックに、つくられたプランの上にのっかる、あくまで演出された「自由奔放さ。」。
ワシらは、ゲーリーに、踊らされてるんだ、と、思う。でも、ソレでいーんだ、とも思う。