村上春樹『中国行きのスロウ・ボート』

中国行きのスロウ・ボート (中公文庫)
村上春樹の初期の方の短編集。
ナニゲない、でもなんだか浮遊感のある、非日常的な日常を、切り取ったよーな短編集。
ワシは、「カンガルー通信」が、イチバン好き。
なんてゆーのかな。キレイにアイロンがけされたシャツの、小さなシワとか、薄いシミとか、そんなモノを連想させる小説群。
日常にある、小さな違和感みたいなカンジかな。