じんわり。

流星ワゴン (講談社文庫)
重松清『流星ワゴン』
ヒサビサの重松清
オモロかったです。無理のない、明るくも暗くもない、けど、前向きなラストが良かった。
「幽霊」「タイムスリップ」と、非現実的な材料を使っているけれど、ベースが「家族崩壊」「親との不和」など、シリアスな現実なので、ゴツゴツとした手触りと、ジワジワした体温を感じる、リアリティのあるストーリィになっている。
外出先で読んでたら、ウッカリ泣きそうになってしまった。