今だから感じる。

八日目の蝉
角田光代『八日目の蝉』
もう、ポロポロ泣いてしまいました。
かつての不倫相手の赤ちゃんを誘拐し育てるオンナと、その誘拐された子供の視点から描いた小説。
コレは、生まれたばかりの赤子を、ヒザに抱っこしながら読むと、もう感情移入しすぎちゃって、ズキズキでした。
角田さんて、歪んだ家族関係をテーマによく書いてるけど、コレがイチバン読後感が良かったなぁ。